真夜中の秘密は誘惑のあとで

上がってくる。



「お酒飲む?」


ターゲットの家で飲みもの飲めるわけなくて…
それにお酒は飲むなと上司の伊織に言われている…。
よほど私弱いんだろうな…。



開けてないペットボトルの水を指さす。



「水がいい」



「…あ…毒なんて入ってないからね、開けてないのがいいなら…はい、ビール」



「いや…でも、」


仕方ない…引くわけにもいかないし…1缶だけ…。




「やっぱいい……弱いんでしょ」




蓮生は私のうつむいた表情を見逃さなかった。


悔しい…気を遣われた…。



「私だって1缶くらい飲めるわよ」



一気に飲むと……。




ソファで蓮生にくっつく。




「璃咲…?」




「蓮生…ちゅーして…」




「は?璃咲、酔った?」



「酔ってないよー」



蓮生に抱きつく。


「ちょ…酔ってるな…もうお酒は飲まさないから…って自分から飲んだな…はぁー」



蓮生が照れていることに気づかない。



「璃咲…?」
璃咲は抱きついたまま寝てしまう。




お姫様抱っこをしてベッドに運ぶ。