真夜中の秘密は誘惑のあとで

「蓮生…」
寝室に行こうとする蓮生に後ろから抱きついた。



蓮生は振り返ると
「璃咲…誘ってんの?」



蓮生の顔がほんのり赤い。



「照れてるの?…かわいい…」



「違うし」



そう言って抱きしめられた。


蓮生は手を引いて寝室に着くと私に覆いかぶさった。


「璃咲…」


「ちょっと…」


「キスされるかと思った?」


「へ?」



「簡単にしてやんねぇよ」



いじわるだ…。
まるで私の気持ちを見透かされているようだった。
いつから踊らされてたの?
「おやすみ」そう言って蓮生は寝てしまう。



悔しい…。



今日は隣で眠るだけ…それでいいはずなのに…期待してしまった。