やさしい義弟を守る方法




血の繋がりがなくて、
ましてや女の私には継承権なんてない。



でも今回は例外がすぎる。

亡くなった前当主は三人姉弟の末っ子で男児はひとり。

それに伴い第一継承者は飛鳥だ。




でも飛鳥はまだ未成年。

王立アルリス学園 高等部3年生。あと半年で卒業を迎える12月が誕生月の17歳。



まさか未成年に当主をさせようなんて言う人はいない。



そうなったら必然的に、私に回ってきた。




でもー、家門の会議では反対意見しか出なかったけどね!




だからお願いしたんだ。半年間だけ。

半年だけ当主になることを許してほしいって。そしてこの姫条家を立て直してから全てを飛鳥に渡そう。



こんな最低なお姉ちゃんができることなんてこれぐらいだ。




私みたいな人をまだ『姉さん』と呼んでくれる。


そんな優しい義弟を半年間全力で守る。
この姫条家を守ってみせるね、お姉ちゃん!!