「咲良さまのご活躍を心から願っています」
「こちらこそ」
「ではこれで失礼させていただきます」
バタン、と玄関の扉がしまったのは夕方のこと。
宝石って、こんなに体力を使う買い物だったんだ……。
「こーんなに楽しい買い物久しぶりだったわ!」
「……叔母さまが楽しんでいたなら良かったです」
それに叔母さまは丸一日姫条家にいたけど大丈夫なのかしら?薬袋の皆さんが心配してないといいけど。
「咲良、あなたは下手に周りの意見を聞く必要ないわ。自分の信じる人だけを信じなさい。それで十分」
「はい」
「元気なお返事でよろしい!」
美世叔母さまは小さな頃から私の味方。
周りに冷たく扱われた時だって美世叔母さまだけは違ったもの。心から信じることができるひとり。
「今回は本当に……─────」
言いかけた時。



