……もう。
この人も飛鳥も律儀だから。
困るのはいつも私なのに。
「わかりました。
お茶は濃いめでいいですか?」
「ええ、もちろん」
カップにお茶を注ぐ。
……あれ?
そういえば、宝石商の方も来る予定だったはずだけど。
すっと、カップを叔母さまの前に置く。
「叔母さま?こんなに朝早くにどうしたのですか?」
「それがね、困ったことに待機しておかないといけないの」
「た、待機?」
「そう。あの方は気まぐれだから!」
……き、気まぐれ??
あの方って、誰のこと?
ニッコニコの叔母さまにもっと混乱する。
首を傾げていたら─────。
コンコン、
とノックされた。



