「おかえりなさい飛鳥」
「……はい、ただいま戻りました」
うぅーん、堅い!!
家族なんだしもう少し打ち解けてくれたらいいけど、そうはいかないよね。
昨日は丸1日届いた大荷物を部屋に運び込んで、模様替えをして。
少し休んだら学園長に私と飛鳥で挨拶に行った。その日は飛鳥は学園に残り私は屋敷へ。
そして今日。
10年越しに飛鳥が姫条家のお屋敷に帰ってきた。
もう楽しみすぎて、色々ご馳走作るようにシェフにお願いしちゃった。
きっと使用人たちも飛鳥の帰りが嬉しすぎてルンルンなはず……!
「疲れてない?」
「大丈夫です」
飛鳥は感情が読めないから不安になる。
もし過労でぶっ倒れでもしたら、飛鳥に顔向けできません……。
「無理しちゃダメだからね!!
屋敷のことは心配せずに学生生活を楽しんで!」
「はぁ……。今回倒れたのは姉さんなのに、なぜあなたがそんなことを仰るのか分かりません」



