さっすがぁー、ミクは私の事よく分かってるなぁー。
クッキー大好きだもん。
食べる準備をしようと、
体を起こして伸びをしようとした時。
視界が少し白く霞む。
あれ?
体がふらっと……。
「……。」
「咲良さま!!」
気づいた時には視界が真っ暗で。
ただミクの私の名前を呼ぶ声だけが聞こえた。
───やっぱり働きすぎだったか。
今日の朝から倒れそうだなとは思っていたもん。
しっかり休むべきだった。
使用人のためにも社畜No対策しないと。
「……っ、」
目を開けたら薄暗いオレンジの灯だけが小さく光っていて、辺りは暗い。
なんで……?夢……?
顔を横に向けると、なぜか飛鳥がいた。
ベッドの近くに置かれた椅子に長い足を組んで何やら資料を読んでいる飛鳥。
あ、夢だ。だって飛鳥はアルリスにいるはずだもん。



