これは果たして恋なのか。

「いや〜??」

長谷川ららと雛菊がアイスを買いに行っている隙に、私は春夏に心の内を打ち明けた。ら、この顔だ。

なぜかふ〜んそっかぁ〜とか言いながらにやにやみてくる。

ちなみに他の人は近くの植物の資料撮りに散らばっている。

「何がおかしいのよ」
「いや〜みぞれ可愛いなって思って〜」

は?

「なんで、どこからそうなるの」
「だって要は寂しいんでしょ?」

どきりとした。どきりとして、腑に落ちた。

そうだ。私は寂しいのか。

弟と血が繋がっていないことを今まで本人の口から聞けなかったこと。
それをなんとも思っていなかったこと。
私をそっちのけで長谷川ららに、にこにこしていること。

自覚すると、急に恥ずかしくなってきた。
こんなことでイライラして、子供か、私!

でも、

「でもさ、春夏はなんも思わないわけ!?」
「思うよ。私たちって特別だなって」

……。
「は?」

意味がわからない。

まあ、落ち着いてごらんなさいよ、と春夏はなぜか得意げに雛菊たちの方を指さした。

「ひなぴー確かにずっとにこにこしてるけどさ、よく見てみ。あの顔、ただの笑顔じゃないよ」