午後になり、班行動の時間がやってきた。
予定通り私の班と蒼の班合同での班行動。
「お待ちしておりました、ララの王子様!今日は楽しみましょーね!!」
初の顔合わせで語尾にハートを付けまくっているのは、わたしをご指名したという女子、長谷川ららちゃんだ。
目の中にハートが見える。
うん、思っていたよりキャラが強い。
私は長谷川さんの手を取り、挨拶を返す。
────私は“王子”だ。
「初めまして、ららちゃんだよね?誘ってくれて嬉しいな」
長谷川さんがヒュッと息を飲んだ。
「こんな可愛い子と周れるなんて、私は幸せ者だね。今日はよろしく」
じっと目を見つめて微笑んだ。
頼む…落ちて。
長谷川さんは目を大きく開き、わなわな震えて、そして────
頬を喜色(真っ赤)に染め、叫んだ。
「はい!!!!!!」
「うるさっ」


