あやかしの君に、二度目の恋をした。

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あやかしの君に、二度目の恋をした。
作品番号
1778609
最終更新
2026/03/29
総文字数
11,727
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
49
いいね数
1
あやかしの君に、二度目の恋をした。

村のはずれにある、誰も近づかない古い社。
そこは“あやかしが棲む場所”だと、みんなに恐れられていた。
けれど私にとっては、ただ一つの居場所だった。

誰にも必要とされなかった私に、初めて「ここにいていい」と思わせてくれた場所。
そして、そこで出会ったのが――人ではない、あなただった。

冷たくて、近寄りがたくて、でもどこか寂しそうで。
気づけば私は、その隣にいる時間を求めていた。

「来るな」と言われても、会いに行ってしまう。
「関わるな」と突き放されても、好きが止まらない。

雪の夜、震える想いで伝えた「好き」。
その返事の代わりに重なった唇は、あまりにも優しくて――。

でも、その幸せは長くは続かなかった。
村人たちに追われ、傷つき、あなたは私を守るようにして消えた。

「また会う」と約束だけを残して。

それから何度季節が巡っても、忘れられなかった。
忘れるなんて、できなかった。

そして春。
桜が舞うあの場所で、奇跡のようにあなたは現れた。

「久しいな」

あの日と同じ声で、もう一度私の名前を呼んでくれた。

これは、消えた恋をもう一度紡ぐ物語。
人とあやかし――本来交わらないはずの二人が、それでも惹かれ合い、抗い、選び続ける恋。

たとえ未来が違っても。
たとえすべてを失っても。

それでも私は、あなたと一緒にいたい。

二度目の恋は、終わらない恋へ――。
あらすじ
村外れの社で出会ったのは、人ではないあやかしの青年・暁。孤独だった千代は彼に惹かれ、やがて恋に落ちる。しかしその想いは村人たちに知られ、暁は彼女を守るため姿を消してしまう。「また会う」という約束だけを残して――。数年後、桜の咲く春。再び現れた彼と、千代はもう一度恋をする。これは、運命を越えて結ばれる二人の物語。

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