【blue】

しばらく、まこと、サトシとあたしで喋った後、あたしは一足先に帰った。

あたしは泣きたい気分だった。

涼太の彼女。

知らない女の子達。

涼太と話せなかった事。

「何してるんだろ」

2つ目の電車を乗り過ごし、ようやく電車に乗り込んだ。


知らない間に、涙が出てきたみたいだ。

前に座っているおばさんにジロジロ見られた。

もういいや。

なんでもいいや。

どうにでもなれ。