【blue】

涼太は2本目の煙草を吸い始めた。


黙っててもずっと居れる感じがした。


あたしは、しばらく涼太の煙草の煙りの行方を見ていた。


物凄くゆっくりした時間が流れた気がしていた。


涼太の左手があたしの右手を掴んだ。


そのままずっと居たい。


時間が止まっちゃえばいい。


このまま全てが…