【blue】

サトシはカウンターからお水をくれた。


「ども」


サトシにお礼を言ってソファに戻ろうとしたら、涼太が腕を掴んだ。


「あっち行こう」


涼太はさっき居た奥の所を指さした。


「あっ…うん」


奥のテーブルで涼太と隣り合わせで座った。


あたしが落ち着きなく足をブラブラさせてると、涼太が軽くあたしの足を蹴った。


「落ち着けよ。お前」


涼太は煙草に火をつけながら笑った。