【blue】

まだjuiceに着いてからそんなにたってないけど、あたしは2杯目を買いにカウンターに向かった。


さゆはソファでまったりしたままだ。


「サトシ」


「うん?」


「なんでもいいや」


「おいおい、そんなこと言う客いねぇし。困るし」


サトシは笑いながら答えた。


「うーん」


「1杯で酔ってるの?な訳ないか。じゃ適当ミックス」


サトシは適当に混ぜ始めた。


「はい、オリジナルカクテル」


ちょっとピンク色と茶色が混ざった変な色だった。


一口飲むと不思議な味がした。


「これ。涼太が好きなんだよ」


一気に酔いが回った気がした。