【blue】

さゆと別れ帰りの電車の中。


あたしは、涼太の事が気になってしょうがない。


多分、そんな風にあたしが思っても涼太にとって何の影響もないだろう。


涼太の事をそんな風に思っている子はたくさん居るはずた。


だけど…


わかんない…


どうしたいのか…


何も始まってないのに…


誰かに話したって笑われるだけだろう…


那智、大丈夫?って。


日曜日の朝の下り電車。


あたしは涼太の事を考えていた。