【blue】

「ただ…ケンカとか関係ないんだけど…涼太」


繭子は一呼吸、置いた。


「何?」


繭子はあたしに耳打ちをした。



………



「それって…」



繭子は小さく頷く。


………



「でも、まぁね。涼太さメンバーに迷惑かけちゃいけないと思って、突然辞めるって事にしたみたい。あと、携帯も解約したみたい」



あの日だったんだ…


「でも、すぐ戻ってきたみたいだし…今は、もう大丈夫だよ。きっと」



繭子は呟いた。