【blue】

「おいっ」

しばらくしてまことがあたしの肩を揺らした。

あたしは、ぼんやりしたまま振り返った。

「水、飲めよ」

まことは、あたしに水を手渡した。

「ありがと」

水を飲んでしばらくしたら少し落ち着いた。

全部、現実なんだ。

「…涼太。」

「うん…」

まことは、あたしの隣に座った。