難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子

私は壁に目を向け、下を向きながらマスクをした。

なんでFearにはこんなにマスクを外す人がいるわけ・・・・・。

「宙海さん・・・・・やめてくれ、やめてください・・・・・」

「・・・・・は?」

え、この人が宙海さん・・・・・!?

って言葉は飲み込んでっと。

宙海さんは凜を睨みつけた。

「お前ごときがなぁ・・・・・」

「そんなんだから裏街のトップ3に入れないんですよ」

「ちっ・・・・・」

痛い所を突かれたようで、宙海さんは舌打ちをしたけれど、それ以上言わなかった。

でも、たしかに・・・・・凜がさん付けしてるのに私は宙海さんって名前の人、聞いたことない・・・・・。

だって今まで聞いたのはFearの総長、Fearの幹部と悪名高いVertexの噂ぐらい。

「源、影月、ちょっとついて来て」

「・・・・・うん」

「オッケー!」

七条に言われ、私と羽野は宙海さんが降りてきた階段を上った。