難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子

っ・・・・・!?

私の目に映り込んだのは、威圧感が他とぜんぜん違う少し私達より大人な男の人。

「お前が影月か?」

「・・・・・はい」

大丈夫。

あくまで平常心。

その男の人は私の目の前まで歩いてきた。

そして、硬直している私の耳に手をかけ、マスクを取った。

それに合わせて私は両手で口元を覆った。

・・・・・!?

「・・・・・手を離せ」

「無理です。マスク、返してください」

「・・・・・ちっ」

私が思いっきり睨みつけると、男の人は私にマスクを返した。