「クリスティーナ僕には好きな子ができたんだ、別れて欲しい……」
いきなりこんなことを告げてきたのは私の婚約者であるアルフレッド伯爵令息……
男爵令嬢に過ぎない私を熱烈に好きだと言って婚約を申し込んでおいてこれですか……
「……それは残念ですね、元々身分差もある婚約、私では繋ぎ止められないのであれば仕方ありません、相応の慰謝料は頂きますが、アルフレッド様の恋路を邪魔する気は毛頭もありません!」
……ここで裏切者と発狂して暴れたところで慰謝料の取り分と、将来の私に影響するだけでしょう、ということで私は実利を取ることにしたのです……
すると……
「え?引き止めないのか?婚約破棄は嫌では無いのか?」
などとこのアルフレッド様は仰る……
ああ私が傷ついているかとか気にしているのでしょうか?
傷ついていないと言えば嘘になりますけど、ここで私が喚いて得をするのか?
まったくですね……ということで、遠慮なく慰謝料を取って、さらに世間には私が悪いわけではないですってことにするために、笑顔で対応しましょう……
「……元々身分差もある婚約です、気持ちが冷めれば婚約する道理も無し、それに慰謝料は頂きますので、アルフレッド様の未来の恋路まで邪魔する気はありませんわ……」
「いやいやだから、クリスティーナは辛くないのかと聞いているのだが……」
「……慰謝料を渋るみたいなことだけはしないで下さい、仮にも伯爵家なのですから、その程度で困ることは無いのでしょう?」
まさかとは思うが、アルフレッド様と伯爵家ともあろうものが、そこでケチって評判を落とすみたいなことはしないと信じていたのですが……
違うとかありえるので?となると大変だなぁ……
私が警戒していると……
「だから!辛くないのかと聞いているのだ!」
……何で半分逆切れしてるんですかね……
「……そんなことよりも婚約破棄ですから、さっさと手続きをしたいのですが……もちろん細かい手続きが今すぐできるとは思っていませんけど、どうして関係無い話題をするので?」
「だからクリスティーナは婚約破棄を嫌がってないのか辛くないのかと聞いているのだ!」
「……だからこっちは慰謝料を下さいって言ってるじゃないですか……」
何なんでしょうね、本気でケチりたいんですかね……
「お金さえもらえれば僕を諦めきれるのか!?」
……?まさか私が泣きわめいて優越したいみたいな腐った感情を持っているのかしら?
もしもそうだとしたら諦めきれるどころか、今すぐにでも殴り倒したいくらいウザいまで格下げされるんですけど、この人何を考えているのでしょうか?
「あのですね、私に何を求めているのです?まさかアルフレッド様ともあろうお方が、私が取り乱す様を見たかったみたいな悪趣味なことを企てていたのです?流石にそんなことは無いと思っていて、私の穿った見方に過ぎないと思っているのですが……」
「だからー僕との婚約破棄は辛くないのか?何で答えてくれないんだ!」
「……話がかみ合っていませんね、もう婚約破棄は受け入れたのですから、そこから先に進みましょうって私は言っているのです!」
もう面倒になってきた……まさか私がウンザリして慰謝料を忘れていいとか言い出すのを狙っているのか?流石にそこは引く気は無いんですけど……
言っちゃ悪いがうちの男爵家は財政がいいとは言えない、所詮下級貴族ですからね。
だから意地汚いと言われようがお金が取れる時は取るのです。
そうじゃないと、民に迷惑もかかりますからね、
増税みたいなことはできるだけしたくないのだから!
「そうか君は僕との婚約破棄は辛くないのだな……」
「そんなことよりも私はこの先を決めたいだけなのです!」
「ああ、どうしてだ、僕はこんなにも愛しているのに、何故君はこうやって冷たいんだ!」
「はぁ?」
まずい思わず素が出てしまった!何言ってるのかしら……
「……あのですね、さっき好きな人ができたら別れてくれとか言ってましたが、愛人にしたいとか言い出すのですか?どっちを?ああ何であれそういうのでしたらお断りしますが……」
「違うんだ!僕は君を愛している、だから試したんだ、でもどうして、婚約破棄をしないでって僕にすがりつかないんだ!!!!!!!」
……はぁ?何こいつ……
こういう時にこんなにも愛されていて嬉しいって思う人がいることは知っている……
だが私は頼まれてもこの男と結婚したくないと思うレベルに極限まで冷え切っている自分に気づいたのであった……
「あのですね、私はアルフレッド様と婚約破棄したいなんて一切思っていませんでしたけど、こんなわけのわからない面倒なことをされるような人と結婚したい気が一切失せました、婚約破棄承ります、どうぞよろしくお願いします!」
「ま……待ってくれ、どうしてだ何故なんだ、僕は凄く愛してたのに、君の僕への愛が足らないように見えたから、もしかして愛していないのかと疑って……!」
「……そりゃあアルフレッド様の私への気持ちが圧倒的に大きいことは知っていましたよ、だからこそたかが男爵家の小娘の私とアルフレッド様が婚約できたのだなって理解していましたよ、でもねハッキリ言わせて頂きます!」
「何だと言うんだ……」
「アルフレッド様のしていることは恋愛ならばまだ分かりますよ、でもね結婚ですよ、結婚するってことは、そう言う駆け引きをやめましょうってことでしょう?私が応じた時点でそういうことをいちいち疑われたら話にならないんです。そんなことも分からないなんて、3歳以下ですか?私は幼児は世話する対象であっても、恋愛対象にはなれません!ということでアルフレッド様が謝ろうが、私の恋愛対象の興味に昇ることは未来永劫ありません、今までありがとうございました!」
「そ……そんなぁ……」
アルフレッド様は泣き崩れているが、私は知らん!
だって別に恋愛に強い憧れがあったわけでは無い。
でも幼児に恋愛はまだ早い!
まして結婚なんてまだ早い!
まぁ幼児同士の可愛い恋愛とかはあるのかもしれませんが、私は幼児では無いのでね!
さようならアルフレッドちゃま……!
いきなりこんなことを告げてきたのは私の婚約者であるアルフレッド伯爵令息……
男爵令嬢に過ぎない私を熱烈に好きだと言って婚約を申し込んでおいてこれですか……
「……それは残念ですね、元々身分差もある婚約、私では繋ぎ止められないのであれば仕方ありません、相応の慰謝料は頂きますが、アルフレッド様の恋路を邪魔する気は毛頭もありません!」
……ここで裏切者と発狂して暴れたところで慰謝料の取り分と、将来の私に影響するだけでしょう、ということで私は実利を取ることにしたのです……
すると……
「え?引き止めないのか?婚約破棄は嫌では無いのか?」
などとこのアルフレッド様は仰る……
ああ私が傷ついているかとか気にしているのでしょうか?
傷ついていないと言えば嘘になりますけど、ここで私が喚いて得をするのか?
まったくですね……ということで、遠慮なく慰謝料を取って、さらに世間には私が悪いわけではないですってことにするために、笑顔で対応しましょう……
「……元々身分差もある婚約です、気持ちが冷めれば婚約する道理も無し、それに慰謝料は頂きますので、アルフレッド様の未来の恋路まで邪魔する気はありませんわ……」
「いやいやだから、クリスティーナは辛くないのかと聞いているのだが……」
「……慰謝料を渋るみたいなことだけはしないで下さい、仮にも伯爵家なのですから、その程度で困ることは無いのでしょう?」
まさかとは思うが、アルフレッド様と伯爵家ともあろうものが、そこでケチって評判を落とすみたいなことはしないと信じていたのですが……
違うとかありえるので?となると大変だなぁ……
私が警戒していると……
「だから!辛くないのかと聞いているのだ!」
……何で半分逆切れしてるんですかね……
「……そんなことよりも婚約破棄ですから、さっさと手続きをしたいのですが……もちろん細かい手続きが今すぐできるとは思っていませんけど、どうして関係無い話題をするので?」
「だからクリスティーナは婚約破棄を嫌がってないのか辛くないのかと聞いているのだ!」
「……だからこっちは慰謝料を下さいって言ってるじゃないですか……」
何なんでしょうね、本気でケチりたいんですかね……
「お金さえもらえれば僕を諦めきれるのか!?」
……?まさか私が泣きわめいて優越したいみたいな腐った感情を持っているのかしら?
もしもそうだとしたら諦めきれるどころか、今すぐにでも殴り倒したいくらいウザいまで格下げされるんですけど、この人何を考えているのでしょうか?
「あのですね、私に何を求めているのです?まさかアルフレッド様ともあろうお方が、私が取り乱す様を見たかったみたいな悪趣味なことを企てていたのです?流石にそんなことは無いと思っていて、私の穿った見方に過ぎないと思っているのですが……」
「だからー僕との婚約破棄は辛くないのか?何で答えてくれないんだ!」
「……話がかみ合っていませんね、もう婚約破棄は受け入れたのですから、そこから先に進みましょうって私は言っているのです!」
もう面倒になってきた……まさか私がウンザリして慰謝料を忘れていいとか言い出すのを狙っているのか?流石にそこは引く気は無いんですけど……
言っちゃ悪いがうちの男爵家は財政がいいとは言えない、所詮下級貴族ですからね。
だから意地汚いと言われようがお金が取れる時は取るのです。
そうじゃないと、民に迷惑もかかりますからね、
増税みたいなことはできるだけしたくないのだから!
「そうか君は僕との婚約破棄は辛くないのだな……」
「そんなことよりも私はこの先を決めたいだけなのです!」
「ああ、どうしてだ、僕はこんなにも愛しているのに、何故君はこうやって冷たいんだ!」
「はぁ?」
まずい思わず素が出てしまった!何言ってるのかしら……
「……あのですね、さっき好きな人ができたら別れてくれとか言ってましたが、愛人にしたいとか言い出すのですか?どっちを?ああ何であれそういうのでしたらお断りしますが……」
「違うんだ!僕は君を愛している、だから試したんだ、でもどうして、婚約破棄をしないでって僕にすがりつかないんだ!!!!!!!」
……はぁ?何こいつ……
こういう時にこんなにも愛されていて嬉しいって思う人がいることは知っている……
だが私は頼まれてもこの男と結婚したくないと思うレベルに極限まで冷え切っている自分に気づいたのであった……
「あのですね、私はアルフレッド様と婚約破棄したいなんて一切思っていませんでしたけど、こんなわけのわからない面倒なことをされるような人と結婚したい気が一切失せました、婚約破棄承ります、どうぞよろしくお願いします!」
「ま……待ってくれ、どうしてだ何故なんだ、僕は凄く愛してたのに、君の僕への愛が足らないように見えたから、もしかして愛していないのかと疑って……!」
「……そりゃあアルフレッド様の私への気持ちが圧倒的に大きいことは知っていましたよ、だからこそたかが男爵家の小娘の私とアルフレッド様が婚約できたのだなって理解していましたよ、でもねハッキリ言わせて頂きます!」
「何だと言うんだ……」
「アルフレッド様のしていることは恋愛ならばまだ分かりますよ、でもね結婚ですよ、結婚するってことは、そう言う駆け引きをやめましょうってことでしょう?私が応じた時点でそういうことをいちいち疑われたら話にならないんです。そんなことも分からないなんて、3歳以下ですか?私は幼児は世話する対象であっても、恋愛対象にはなれません!ということでアルフレッド様が謝ろうが、私の恋愛対象の興味に昇ることは未来永劫ありません、今までありがとうございました!」
「そ……そんなぁ……」
アルフレッド様は泣き崩れているが、私は知らん!
だって別に恋愛に強い憧れがあったわけでは無い。
でも幼児に恋愛はまだ早い!
まして結婚なんてまだ早い!
まぁ幼児同士の可愛い恋愛とかはあるのかもしれませんが、私は幼児では無いのでね!
さようならアルフレッドちゃま……!


