レンアイ対象外




「れん」

「何」

「お金、いくらだった?」


お手洗いから戻ってお店を出ようとすると、既にお会計が済まされていた。

もちろんご馳走になるつもりはなかった(というかむしろ私が奢ることになると思っていた)ので、動揺して後ろから蓮のジャケットの裾を掴む。


「今日はいい、俺の奢り」

「だめ、学生に甘えるわけにはいきません」


外気に晒され若干酔いも冷めてきて、財布から一万円札を取り出す。