レンアイ対象外

「なに」

「その癖、変わんねぇなって思って」


長い指先が、片手で私の両頬をむにっと摘む。

何も変わらないと思っていたけれど、いつの間にか片手で私の顔を摘めるようになった蓮に、不覚にもドキッとしてしまった。


「てか、顔熱くね?もう次で最後な」


そう言って離れていった蓮の指先を見つめながら、アルコールの熱を冷ますように目の前に差し出された水を一気に流し込む。


気持ちを落ち着け、運ばれてきたピザに手を伸ばす。

途中で案の定お腹一杯になってしまい、残りは蓮に食べ切ってもらった。