力が抜けて、視界が大きく揺れる。
「ーーっ」
倒れる。
そう思った、そのとき。
ガシッ
強く腕を掴まれた。
「おい」
低い声。
気づいたときには、私は彼に支えられていた。
「大丈夫じゃねぇだろ」
さっきより少しだけ真剣な声。
「……っ、離、して」
咄嗟に腕を引こうとする。
でも、力が入らない。
「触らないで…!」
思ってもない強い言葉が出た。
彼の手が、ぴたりと止まる。
一瞬の沈黙。
ーーしまった。
そう思ったときにはもう遅くて、
「……めんどくせぇな」
彼は小さく舌打ちをした。
それでも、手は離さなかった。
このときの私は、まだ知らなかった。
この出会いが、
自分の残り少ない時間を、全部ひっくり返してしまうことを。
「ーーっ」
倒れる。
そう思った、そのとき。
ガシッ
強く腕を掴まれた。
「おい」
低い声。
気づいたときには、私は彼に支えられていた。
「大丈夫じゃねぇだろ」
さっきより少しだけ真剣な声。
「……っ、離、して」
咄嗟に腕を引こうとする。
でも、力が入らない。
「触らないで…!」
思ってもない強い言葉が出た。
彼の手が、ぴたりと止まる。
一瞬の沈黙。
ーーしまった。
そう思ったときにはもう遅くて、
「……めんどくせぇな」
彼は小さく舌打ちをした。
それでも、手は離さなかった。
このときの私は、まだ知らなかった。
この出会いが、
自分の残り少ない時間を、全部ひっくり返してしまうことを。
