私の席は、窓側から2列目の一番後ろだった。
(ラッキーかも)
静かに過ごせそうで、ちょっとだけ安心する。
椅子を引いて座ろうとしてーー
「……え」
1番窓際、隣の席に、さっきの男子がいた。
「うそでしょ……」
思わず固まる。
最悪の形で出会った相手が、まさかの隣。
運が悪すぎる。
彼は机に肘をついて、外を見ていた。
私のことなんて、まったく興味なさそうに。
(関わらないようにしよ……)
そう思って、静かに座る。
でもーー
「っ……」
急に視界が少しだけ揺れた。
胸が、ぎゅっと締め付けられる。
(やば……)
呼吸が浅くなる。
指先が冷たくなっていく。
いつもの症状。
ーー今はダメ。
必死に机の端を握る。
「大丈夫、大丈夫……」
誰にも聞こえないくらいの声で、自分に言い聞かせる。
こんなところで倒れるわけにはいかない。
周りには、絶対に知られたくないから。
するとーー
「おい」
低い声が、すぐ隣から聞こえた。
びくっと肩が跳ねる。
「顔、真っ青だけど」
さっきの男子がこちらを見ていた。
「っ……、大丈夫です」
反射的に答える。
「放っておいてください」
少しだけ強い口調になってしまった。
彼は一瞬だけ目を細めて、
「……ふーん」
興味なさそうに、また外を向いた。
よかった……。
気づかれてない。
そう思った瞬間。
(ラッキーかも)
静かに過ごせそうで、ちょっとだけ安心する。
椅子を引いて座ろうとしてーー
「……え」
1番窓際、隣の席に、さっきの男子がいた。
「うそでしょ……」
思わず固まる。
最悪の形で出会った相手が、まさかの隣。
運が悪すぎる。
彼は机に肘をついて、外を見ていた。
私のことなんて、まったく興味なさそうに。
(関わらないようにしよ……)
そう思って、静かに座る。
でもーー
「っ……」
急に視界が少しだけ揺れた。
胸が、ぎゅっと締め付けられる。
(やば……)
呼吸が浅くなる。
指先が冷たくなっていく。
いつもの症状。
ーー今はダメ。
必死に机の端を握る。
「大丈夫、大丈夫……」
誰にも聞こえないくらいの声で、自分に言い聞かせる。
こんなところで倒れるわけにはいかない。
周りには、絶対に知られたくないから。
するとーー
「おい」
低い声が、すぐ隣から聞こえた。
びくっと肩が跳ねる。
「顔、真っ青だけど」
さっきの男子がこちらを見ていた。
「っ……、大丈夫です」
反射的に答える。
「放っておいてください」
少しだけ強い口調になってしまった。
彼は一瞬だけ目を細めて、
「……ふーん」
興味なさそうに、また外を向いた。
よかった……。
気づかれてない。
そう思った瞬間。
