今でも私は

何でいるの?私がずっと好きだった人、有馬奏(ありまかなで)がいた。

有馬が私に近づき

「あの、隣の方ですか?」
 
「あ、はい」
 
私に気づいてないのも当たり前だ。私の見た目はあの頃と全然違う。ボーイッシュになった私に気づくわけがない。

「今日から隣に引っ越してきた者です。すいません、朝からうるさくしてしまって…」

「あ、大丈夫です…」

じゃあと私は部屋に入ろうとしたが、鍵を落として有馬が拾ってくれた。  

「ありがとうございます」

だけど有馬は鍵を返してくれない。ん?何と思っていたら

「いつまで気づかない振り続けんの?」