夕焼けの空に、君を想う。

レジに向かって会計しようとすると、桜陽がまたお金を私の代わりに出そうとしていた。
「今日は私が払う」
「え、でも…」
「払わせて。」
そう言うと、桜陽は何か言いたげな顔をする。
でも私はお構い無しにお金を払う。

「…望月、ごめんね。払ってくれてありがとう」
店を出ると、申し訳無さそうに桜陽がそう言った。
「別に、前払って貰っちゃったし…」
「そっか」
そんな会話をしていると、ふと雑貨屋に目が入った。
体が自然と店の中に入っていく。
色とりどりの小物。
きらきらしたアクセサリー。
私は思わず、一つのネックレスを手に取った。
小さい月がぶら下がった銀色のネックレス。
「望月、どうしたの?」
桜陽がゆっくりとした足取りでこっちに向かってくる。
「あ、ごめん。つい…」
「全然大丈夫だよ。…それ、気になるの?」