夕焼けの空に、君を想う。

その後も何着かの服を試した。
黒色の薄手の長袖に、黒色のラインが入った白い半ズボン。
ダークブルーの少しオーバーサイズのパーカーに、黒色のズボン。
何着か試着して話し合った結果、結局最初の服にした。
私がレジへ向かっていると、桜陽が試着室の隣で立ち止まっていた。

「どうしたの?」
「せっかくならさ、望月のも決めよーよ」
「はい?」
状況を理解出来ず固まっていると、桜陽が早速服を持ってきた。
桜陽が選んだ服は、胸元に星と月の刺繍が入った肩出しの白色Tシャツに、黒色のダボッとしたズボンだった。
押し切られて試着室へ入る。
数分後、試着室から出ると桜陽が目の前で待っていた。
「やっぱり、似合ってる」
そう言って微笑む。
その顔に少しだけドキッとする。
「そ、そう…」