夕焼けの空に、君を想う。

「うん、好き」
桜陽は子供のように笑った。
「望月は何にする?」
「私は…オムライスにしようかな」
「ふふ、いいね」
注文すると、とても美味しそうなご飯が運ばれてきた。
「美味しそうだね」
桜陽は目を輝かせながらそう言った。
その様子を見ていると、微笑ましい気持ちになる。
「そうだね」
桜陽の食べる姿は綺麗で美しかった。
皿の音はたてないし、切り方もとても丁寧。
…いいとこの生まれなのかな。
ふとそんな事を思っていると、
「望月、頬にケチャップついてる」
桜陽の指が、私の口元に当たる。
それと同時に桜陽の白い肌に赤色のケチャップがつく。
「あ、ありがとう…」
「ごめんね、急に触っちゃって。驚いた?」
「うん、まあ」

そう言うと、桜陽は私を見て笑った。