夕焼けの空に、君を想う。

桜陽は少し間を開けた後。

「僕は…いつか、大切な人と一緒に、陽の光の下で歩きたい。」

桜陽は手元を見ながらそう言った。
その横顔は、どこか寂しそうで。
「私の夢、決まったよ。」
「…え?」
桜陽は目を丸くする。

「桜陽、だよ。」
「…は?」
意味が分からないという声が返ってきた。
それでも。

「桜陽の夢、叶えたい」

はっきりと、そう言った。
桜陽の表情が、固まる。

「…それ、本気で言ってる?」