夕焼けの空に、君を想う。

「ごめん、桜陽さん。今日泊まらせてほしい…」
そう言うと桜陽さんはにやっと笑って、
「その、さん付け辞めれたらいいよ」

「…桜陽」
「ふふっ、合格。」
彼の様子はあまりにも、いつも通りで。
優しくて、温かい。

部屋に入ると桜陽は温かいホットココアを入れてくれた。
「……何か、あったの?」
桜陽がそう聞いて、微笑んだ。

どうして、あなたはそんなにも私に優しくしてくれるのだろう。
私はもう、我慢できなかった。
_____この人になら。
そう思ってしまった。
全部話してしまおうと。

例え、彼に突き放されたとしても。