夕焼けの空に、君を想う。

「再婚する事にした。」
「…は?」

一瞬意味が分からなかった。
「相手はもう決まっている。近いうちに一緒に暮らす。」
心臓がドクンと跳ねる。
いつもいなかったのは、仕事なんかじゃなくて、その再婚相手と手続きをしてたからなの?
ほんと、意味分かんない。
「ちょっと待って、なんで…急に」
「お前のためだ。」

その言葉。
さっきの記憶が重なる。
『君に夢はあるの?』
胸の奥がじわっと痛む。

「何、それ…」
「母親がいないのは可哀想だからな。」

その瞬間。
何かが、切れた。