夕焼けの空に、君を想う。

相当好きなんだな……。

「逆に望月は好きな事、ないの?」
突然そう聞かれた。
「私は…別に、」
「勉強は?」
「普通」
「絵を描くのは?」
「普通」
「友達と話すのは?」
「普通」
「…そっか」

会話が止まる。
質問が尽きたのか、もう飽きたのかは分からない。
申し訳ないけど、本当に何も無い。
どれもこれも普通。
……つまらない人間だと、思われただろうか。

「ねえ、望月。」
桜陽さんはじっと私を見つめる。
「なに?」