桜陽が、小さく息を吐く。
「…行きたい。」
その一言で、全てが決まった。
看護師さんに見つからないように。
ゆっくり、静かに桜陽を支えながら歩く。
その体は、驚く程軽かった。
その軽さが、とても怖かった。
「大丈夫?」
「…なんとかね。」
足取りは、ひどく不安定で。
何度も、バランスを崩しそうになる。
その度に、強く支える。
階段を、一段ずつ。
ゆっくり、ゆっくり。
____そして。
屋上の扉を、開けた。
そこには、夕焼けが広がっていた。
一面の鮮やかで美しいオレンジ。
「…行きたい。」
その一言で、全てが決まった。
看護師さんに見つからないように。
ゆっくり、静かに桜陽を支えながら歩く。
その体は、驚く程軽かった。
その軽さが、とても怖かった。
「大丈夫?」
「…なんとかね。」
足取りは、ひどく不安定で。
何度も、バランスを崩しそうになる。
その度に、強く支える。
階段を、一段ずつ。
ゆっくり、ゆっくり。
____そして。
屋上の扉を、開けた。
そこには、夕焼けが広がっていた。
一面の鮮やかで美しいオレンジ。
