それからの時間はあっという間だった。
少しずつ。
本当に少しずつ。
桜陽は弱っていった。
歩くことは、もうほとんど出来なくなった。
声も、前より小さく、か弱くなった。
それでも、彼は笑っていた。
「今日も来たね。」
「当たり前でしょ。」
「ほんと、物好きだね」
「うるさい」
そんなやり取りを、何度も繰り返した。
くだらない会話。
でも、それがどれだけ大切か。
貴重な物なのか。
それは、もう分かっていた。
︎✿︎✿︎✿
ある日。
桜陽の服が、いつもと違った。
少しずつ。
本当に少しずつ。
桜陽は弱っていった。
歩くことは、もうほとんど出来なくなった。
声も、前より小さく、か弱くなった。
それでも、彼は笑っていた。
「今日も来たね。」
「当たり前でしょ。」
「ほんと、物好きだね」
「うるさい」
そんなやり取りを、何度も繰り返した。
くだらない会話。
でも、それがどれだけ大切か。
貴重な物なのか。
それは、もう分かっていた。
︎✿︎✿︎✿
ある日。
桜陽の服が、いつもと違った。
