夕焼けの空に、君を想う。

「…え?」
「ほんとだよ。望月が初めて僕の家に泊まった日、覚えてる?」
私が初めて桜陽の家に泊まった日…お父さんと喧嘩したあの日だ。
「その日、望月は初めて僕に泣いて、縋ってくれたよね。」
「そうだね。」
「僕は、その時に初めて誰かに必要とされた気がした。」
「頼られている感じがしたんだ。」
「うん。」
「望月は、僕がどんなに弱いところを見せても、拒絶しても、受け入れてくれて。」
「うん。」
「大丈夫って、言って…くれてっ」
「うん。」
「叶いそうもないこの夢も、一緒に叶えてくれる、って…言って、くれ、てさ…」
「うんっ…」

「本当に嬉しかったんだ」