夕焼けの空に、君を想う。

このクレープはそれぞれの魚のクッキーがクレープの中に入っていて、それをベースにした果物が盛り付けられている。
例えば桜陽のクラゲクレープはクラゲのクッキーが3つ入っていて、可愛さを際立てるためにいちごが盛られている。
私がクレープを一口食べると、桜陽が「あー!」と叫び、「可哀想だよ」とむっとした顔で私を見つめる。
「ほら、桜陽も食べなよ。美味しいよ。」
「えー、じゃあ…」
そう言って桜陽は恐る恐るクレープを食べた。
「ああ…食べちゃったよ」
「いや、クレープは食べる物です」
桜陽はそう聞いてははっと笑う。
私も、それにつられて笑う。
本当に、どうして神様は桜陽を長く生きさせてくれないのだろう。
いいじゃんか、別にこのままでも。
いいじゃんか、こうして、笑い合える日々を送るのも。
そんなことを考えていると、ぽとっと腕にクリームが着いてしまった。
「望月、ついてる」