パフェの魔法:それは、あなたが望んだ物語

 王子の肩が力なく落とされると、呼応するように手のひらの小さな光も、消え入るほどに弱まりました。

 それを見たパフェは、片方の眉をくいっと上げると、まるで冗談でも聞いたかのようにキョトンとした顔で首を傾げました。

「あらあら……困ったわね。そんな湿っぽいお顔をしていては、何ひとつ解決しないわよ。ねぇ、ミスター・フランク?」

 パフェに話を振られたフランクは、暗闇の中でも眩しいほどの真っ白な歯を見せ、野性味あふれる笑顔で「ニカッ」と笑ってみせました。

 パフェは日傘をくるりと回し、確信に満ちた瞳で王子を見つめるのでした。