「契約が果たされれば、そのアヒルの呪いも解けるだろう。だがその時、王子――あんたの身は私のものになる。二度と離しはしないよ!」
言葉の終わりと共に、どろりと濁った『負の煙』がシエン王子の体を飲み込みました。
抗う術もなく、王子はジルバと共に夜の闇の深淵へと消え去ってしまいます。
静まり返った国境の橋。残されたのは、悲しげに鳴く一羽のアヒルと、独り佇むパフェだけでした。
しかし、絶望的な状況にあっても、パフェの表情には微塵の動揺もありません。
むしろ、朝日を迎えるかのような清々しい顔で、パフェは軽やかに指を鳴らしました。
「さあ、ヴィオラ姫。私たちも戻りましょう。明後日に向けて、準備を整えなくてはなりませんね」
その声に応えるように、夜空からフランクの操るゴンドラが音もなく舞い降りてきました。
パフェは震えるアヒルを優しく抱き上げると、ゴンドラへと乗り込みます。
東の国の空へと舵を切った彼女の瞳には、すでにジルバの企みを打ち砕く「希望」の筋道が見えているようでした。
言葉の終わりと共に、どろりと濁った『負の煙』がシエン王子の体を飲み込みました。
抗う術もなく、王子はジルバと共に夜の闇の深淵へと消え去ってしまいます。
静まり返った国境の橋。残されたのは、悲しげに鳴く一羽のアヒルと、独り佇むパフェだけでした。
しかし、絶望的な状況にあっても、パフェの表情には微塵の動揺もありません。
むしろ、朝日を迎えるかのような清々しい顔で、パフェは軽やかに指を鳴らしました。
「さあ、ヴィオラ姫。私たちも戻りましょう。明後日に向けて、準備を整えなくてはなりませんね」
その声に応えるように、夜空からフランクの操るゴンドラが音もなく舞い降りてきました。
パフェは震えるアヒルを優しく抱き上げると、ゴンドラへと乗り込みます。
東の国の空へと舵を切った彼女の瞳には、すでにジルバの企みを打ち砕く「希望」の筋道が見えているようでした。



