ひらけ、ムコウ側の世界!




「ん……」


眩い光がなくなり、目をゆっくりと開いていく。

まだ目が慣れてないけど…
さっきの出来事って、鏡が光り出したんだよな?

え、さすがに夢だろ!?だって光る鏡なんて、正に今日女子が話してた『ファンタジー』な世界じゃんか…

そんなことを考えていたら、目がようやく慣れた。

そして見えたのは……


(…教室?なんで?)


教室だった。
でもそこの教室、俺は知らない。見たこともない。

困惑していたら…教卓の前に立っている人と、席に座っている人がいることにやっと気がついた。

多分、教師と生徒てきな感じ…?


まぁ生徒らしきヤツは3人しかいねぇけど、全員俺の方を見てぽかんと口を開けていた。

いや、そんな反応をしたいのはこっち…と思ってたら、生徒らしきヤツの1人の口角が徐々に上がっていった。

そして……


「む、ムコウ側の人間だー!!」

「…は?」


その男子は、そう叫んだのだ。嬉しそうな表情で。