ひらけ、ムコウ側の世界!



物置部屋まで来て、スライド扉を開けて中に入る。
てかここに入ったの、1年ぶりくらいじゃね…?

そこで真っ先に目に入ったのは、あやしげなトランプやら水晶やら。

俺が集めたものじゃない。こんな呪い(まじない)ちっくなもんになんて興味ねーし。


これは…親が好きだったもの。

まぁ正確に言えば、好きだったのは父親の方だけど。


少し呆れ気味に物置を探しだす。
こんなとこにあるわけねーから、早めに出るか…てか、近頃掃除しないとやべぇな。

あまり詳しくも見ずに、なんとなくで周りを見渡して出ようと思った。

…が、とある物に目を惹かれた。


「…なにあれ」


俺の視線の先にあったのは…紫色の布がかかった、背の高いなにかだった。

大きさとか形から見て…鏡か?

でもそんなのがあったなんて、俺は知らない。


興味本位でソレに近づき、埃を軽く払ってから明るく広い場所へと出した。

そして、その布をバッと取ると……


「やっぱ、鏡じゃねーか」


予想していた通り、等身大の鏡があった。