寝室、リビング、机の中、風呂場など…どんなところを探しても見つからない。
てか風呂場も探したんだぜ?すげー必死だろ。
「あーくそっ、どこだ…?」
もう可能性のあるところは全部見終わった。
書類の隙間とかもくまなく確認したし、それこそあるはずのないキッチンも探した。
でも、クレカのくの字も見当たらない。
「……最後に、あそこ見に行くか」
あそこ、とは…物がギュウギュウに詰め込まれてる部屋。
元は寝室くらいの大きさの部屋だったが、物を置きすぎていつの間にか物置と化していた。
薄暗くてガキは一目散に逃げるような場所だし、あそこにあるとも思えないが…念には念を、だ。
「あんま、入りたくねぇけど」
嫌なことを…思い出しちまうから。
