ひらけ、ムコウ側の世界!



「おーいいじゃん!やっぱあたしの目は間違ってなかった!」


俺がトイレから出てくると、夏那恵はパチパチと小さく拍手した。

まぁ…確かに、いいのかもしれない。
俺は詳しくねーから、よくわかんねぇけどな。


「てか、コーデの組み合わせ言ってなかったからどうなる事かと思ったけど…意外とセンスある!」

「意外とってなんだよ……」


サラーッと失礼なこと言ってくるんだよな、コイツ。


「じゃ、あの子たちに見せつけに行こ〜!」


そう言って、ようやくフードコートの方へと歩いていく夏那恵。

いや…見せつける必要はねーんだけどな。

そう思ったけど、言わないでおいた。どっちも気づいてないだろーしな。