ひらけ、ムコウ側の世界!



だって前まで…いや昨日までは、普通に敵意むき出しで関わることすら嫌だったはずなのに。

1日でこんなに想いは変わってしまうんだ…と、自分で驚いてしまった。


全員…自分なりに動けてすげーなって、心から思ってる。


でもだからこそ________


「…時間的に、もう一試合やるだろ?」

「え?あーまぁな!少し休憩したらやろうぜ!」


陽介が水を飲みながら、にっと笑顔を向けてくる。

そうだ。あんな楽しい時間はまだ続く。
だったら2試合目は…もっと楽しくしたいよな。


「…もちろんさ、運動の得意不得意はあるだろーけど。

よかったら…もっと“全員”が参加して欲しいって、思う」


俺はそこで、言葉を切った。

だって…こんな事を言うつもりなんてなかったのに。これが自分の本音なのかな、って直感的に思った。

自分勝手で身勝手かもしれねーけど、もっと楽しみたいって言う本音_________


「…ん?しろちゃん、どうしたの?」


樹の声でようやく気がついた。真白が手を挙げていたことに。

そして、意を決したようにゆっくりと口を開いた。


「…何でもあり、でいいの?それならもっと本気で、私なりにやるよ」


真白の瞳には、どこか燃えているような意思が詰められていた。真剣なんだなって、伝わってきた。


「ルールを破んなければ、いいだろ」


俺がそう言うと、真白は少し悩んだ素振りを見せて…それからこくりと柔らかい笑顔で頷いた。


「うん。じゃあ、もっと頑張るね」