わざわざ歩いてきて、答えを言ってくれるなんて!
優しいなと思い俺はそのまま「24」と自信満々に答えた。だって、勉強のスペシャリストなわけだし!
ただ…俺は思ったより、単純だったみたいで。
「……不正解、だ」
「…は?」
教師の言葉に驚く。
すぐに静の方を見てみると、静は笑いをこらえるような表情をして口元を手で隠していた。
その感じを見て、すぐに理解した。
俺は騙されたんだと!!
「信じたんだ。おれ『答えを教えてあげる』なんて言ってないのに…すげー単純」
今までにないくらい生き生きとした顔で、静はそう言った。
俺は内心、すっげーイライラしてた。
だって嘘言われたんだぜ!?ムカつくだろ!!
…でも、それを怒声として飛ばそうとは思わなかった。
