ひらけ、ムコウ側の世界!



そうだった。コイツらは運動と能力がトップなんだ。

たとえ他のヤツがどれだけ苦手でも、1部門でもトップを取ればここに来れる。樹がそんなことを言っていた。

この中で勉強が並外れに得意なのは静。
でも頼みにくいんだよなぁ…静かにしてたいってタイプだろうし。


「じゃあ次、この問題を…龍我!」

「また俺かよ!!」


当たり前のように俺を名指ししてきて、どうしようかと頭を抱えると…


ガランっ


急に、椅子の音がした。
驚いて音の方を見てみると、静が立ち上がって俺の方に歩いてきた。そして…


「…24」


静は、ぽつりとそう呟いたのだ。