ひらけ、ムコウ側の世界!



「え、ひ、広い……」

「でしょーっ!」


樹が自信満々に胸を張った。

あれから学校に戻ってきて、その横の大きな建物…寮に来た。

樹たちの学校に通ってる生徒は、全員寮住みらしい。


ただ俺の目の前に広がるのは…普通の一軒家か?ってくらい広々した部屋。


「やっぱ、俺らトップの特別特権ってヤツー?」

「…そういう点では、トップ取れてよかったって思う」


どうやらこの待遇は普通ではなく、優等生だと受けれるらしい。

…普通の俺だったら、ここどころか1番下の階級だっただろうな。


「あーでも、寝室は全員同じ部屋だから…それはよろしく!」


俺はこくりと頷く。

いや逆に、全員同じくらい大きな部屋が確保されてたら怖いだろ……と思ったが、口を閉ざした。