「うわぁ夏那恵、派手に来たな〜!!」
いつの間にか鉄棒をやめてこっち来ていた陽介が、感心したように言う。
いやいやいや…感心する要素どこにあった?
陽介がそう言うと、その女は「でしょ〜!」と自信げに胸を張った。
「やっぱこれが、あたしの能力の強みだな〜!」
その言葉で、さっきの光がコイツの能力だったことがわかった。
光…ってことか?だとしても、あの登場の仕方は相当精神が強いヤツしかできねーだろ。
「か、かなえちゃんっ…さすがにさっきのは、恥ずかしいよ…!!」
そう。こういうヤツは思いつきすらしない。
派手な女の後ろに隠れるように居たソイツは、気まずそうに呟いた。
おおかた、派手な女に言われるがままだったんだろうな。
「えー?でも真白も乗り気だったじゃん〜!」
「ぜんっぜんだよ!?私はもっと、自然体で……」
女子同士で、俺ら男子のことなんて見えてないだろってくらい言い合う2人。
樹が軽く咳払いすると、女2人はヒュッと静かになった。
そんな権力あんのか?樹は……
「ふふ、ありがとう2人とも。集まってくて!」
「ぜーんぜん!だってムコウ側の人って気になるし!!」
「むしろ頼ってくれてありがとう」
興味津々って感じで応える派手な女と、和やかな雰囲気で応える女。
タイプも何もかも真逆だな…と思ってたら、派手な女がこっちを見てきた。
