「え、まじで!?うそー!!」
1人の男子が声をあげたことで、隣に座ってたヤツも大声で騒ぎ始めた。
は?いやいや、意味わかんねーんだけど!!
騒ぎ始めたヤツらに詰め寄ろうとしたところ、初めて俺が机に座っていることに気づく。
重要ポイントはここ。『机』だ。
なんか、どうせなら椅子がよかった……
謎のこだわりを発揮しながら、俺は机から飛び降りる。
すると機能停止したように、ずーっと俺を見続けてた教師らしきヤツがハッとしたように声をあげた。
「き、キミ…もしかしてムコウ側の人間か!?」
「は?んだよ、向こう側とか何言ってんの?」
「あ…す、すまない……」
意味不明なことを言ってきて、威圧的な態度をとると…教師はたじろいで謝ってきた。
だけどふっ、と真面目な顔に変わった。
「いいか、キミ。よく聞け」
「……」
「これは重要だからな。しっかり聞くように…」
「早く言えよ!!」
余計にもったいぶって言わない教師にガンを飛ばしたら、教師は我に返ったように「すまない…」とまた謝った。
なんだよ、感情ジェットコースターじゃねぇか!!
そう心の中で突っ込んでいたのもつかの間、この教師はとんでもないことを言い出した。
「キミからしたら、信じられないかもしれないが……」
________そこにある鏡を通って、キミは能力が使える世界に来たんだ。
「…は?」
コイツは俺の後ろにある鏡を指さしながら、真剣な表情でそう言った。
