(だめだ…!何もやることがない…)
リリエールは「ベッドに寝ていてください」というラリアットの言いつけを守っていた。
「何かできること…ないかな…」
元々の家ではずっと動いていたので、止まることに慣れていない。
カタカタ――――
外から音が聞こえた。
リリエールのいる部屋は大きな窓が大きな部屋に数個付いていて日差しが入ってくる。
(な、なんの音かな…?)
ゆっくりと起き上がり、床に足をついたとき
「あっ…!!」
少し大きな声が出てしまった。
「立てない……?」
床に座り込むかたちになってしまった。
立ち上がろうと再度試みるがどうしても立てない。
右足首が痛い。
捻りでもしたのだろうか。
「どうしよう…」
そう思ったとき。
「大丈夫ですか!リリエール様!」
(!、ラリアットさん…!)
勢いよく入ってきたのはラリアット。
ラリアットは広い部屋を見渡し、ベッドの陰に重なるように座り込んでいるリリエールを見つけた。
「リリエール様!?どうしたのですか!?」
「ご、ごめんなさい。窓の外を見たくて立ち上がろうとしたら足首が痛くて…」
うつむいているとラリアットがベッドに戻る手伝いをしてくれた。
そしてリリエールをベッドに寝かせると頭を下げた。
「い申し訳ありませんでした…。お伝えしていなくて…」
どうやら頭を打ったらしく、その時に足も捻ってしまったらしい。
(だから一部の記憶がなかったのかな…)
その後はラリアットがベッドのすぐ横でに立ち、リリエールと色々な話をした。
(人とお話するのはやっぱり楽しいな…。)
夕方頃、夕食はベッドに運ぶと言われたがお姫様でも何でもないので厨房に取りに行くと言ったら怒られてしまった。
「リリエール様は大切な花嫁様なのです!リリエール様は私たちに命令していただくだけでいいのですよ。リリエール様に自分でやっていただくようなことをことしたら私たちが怒られてしまいます…!」
そう言って「冗談ですよ」と笑ったラリアット。
「でも、リリエール様は本当に私たちに命令するだけでいいのです。どんどん私たちに命令をお伝えくださいね」
そう言ってラリアットは夕食を取りに行ってくれた。

