今日は雨だった。最近は雨が降っていなかったため、少しだけ嬉しかった。でも、髪の毛のビジュが悪くなるのは嫌だ。
いつもは一緒に帰っている玲奈が休みだったため、一人で駅のホームに立っていた。雨の日の駅は少しだけいつもより、静かな気がする。
不意に横を見ると、少し遠くに亮介君がいた。多分、今日は雨だから電車なんだろう。確か一駅だけ乗るとか。勇気を出して、話しかけてみることにした。心臓もうるさいし、体も熱いけど。
「ねえねえ、入山君。」
緊張しながら、私は肩をトントンと叩いた。
「あっ、佐々木さん。」
私の名前。それを呼ばれただけで、胸がドキッとなる。
「いつも自転車だよね?今日は雨だから?」
「そうそう。一駅だけだけどね。」
「そうなんだね。」
短い会話でも私にとっては、幸せな時間だ。
少しすると電車が来た。結構電車は混雑していた。
私たちはそっと乗り込み、周りを見渡すと嫌なことが少し先で起こっていた。
…瑛人が他校の女の子と手を繋ぎながら楽しそうに話していた。
ありえない。許せない。そんな言葉が頭に浮かんだ。でも私だって瑛人と同じかも知れない。
でも付き合ってもないし、手を繋ぎもしていない。しかもこの駅は私が通っている学校だって知っているはずなのに。
なぜか悔しいのか、悲しいのか分からないけど涙が出てきた。亮介君が近くにいるのに。
「えっ、どうしたの大丈夫?」
少し焦った声で亮介君はそう言った。
ううん、と言いながら涙を拭いても涙は止まらない。
いつのまにか、亮介君の最寄駅に着いた。
「一旦降りよ。」
そう亮介君は言った。
私は静かに頷き、駅のベンチに座った。
「どうして泣いてるのかは聞かないから、泣きたいならいっぱい泣きな。さすがに泣いてる子をほっとく訳にはいかないじゃん。」
ありがとう、と私は静かに呟いた。優しいなぁ、亮介君は本当に。話したこともなかったけど、優しそうだなあと思っていた。
こんな亮介君なら話して良いかなと思い、瑛人の話をした。
亮介君は頷きながら静かに聞いてくれた。一言も挟まずに。
「もう、私どうしたら良いか分かんないよ。」
「俺はその瑛人君?が完全に悪いと思うよ。確かに好きな人が他にできるのは、人間だれしもそうだと思うし、でもそれならちゃんと佐々木さんに伝えないといけないと思う。」
優しい声でそう言ってくれた。私が落ち着くために、トーンを落として話してくれているんだと思う。
「そうだよね。私、今日の夜電話してみるね。」
「うん、それが良いと思う。頑張って。また何かあったら何でも話聞くし。」
「ありがとう。あ、連絡先交換しようよ。」
「確かに。」
私たちはスマホを取り出し、連絡先を追加した。いつも間にか私はとんでもなく、恋が進んでいた。
「おっけい、じゃあ今日はほんとにありがとう。入山君いなかったら、もう私どうなってたか。」
「いえいえ、俺なんかで良ければいつでも話聞くからね。」
「うん、ありがと。じゃあね。」
バイバイ、と言い合い私たちは解散した。
帰り道、改めて思い返すと恥ずかしい。泣き顔なんか見せちゃって。
でも確実に私の恋は進んでる気がする。
私が好きな亮介君への気持ちは少しずつ良い感じかも知れない。
いつもは一緒に帰っている玲奈が休みだったため、一人で駅のホームに立っていた。雨の日の駅は少しだけいつもより、静かな気がする。
不意に横を見ると、少し遠くに亮介君がいた。多分、今日は雨だから電車なんだろう。確か一駅だけ乗るとか。勇気を出して、話しかけてみることにした。心臓もうるさいし、体も熱いけど。
「ねえねえ、入山君。」
緊張しながら、私は肩をトントンと叩いた。
「あっ、佐々木さん。」
私の名前。それを呼ばれただけで、胸がドキッとなる。
「いつも自転車だよね?今日は雨だから?」
「そうそう。一駅だけだけどね。」
「そうなんだね。」
短い会話でも私にとっては、幸せな時間だ。
少しすると電車が来た。結構電車は混雑していた。
私たちはそっと乗り込み、周りを見渡すと嫌なことが少し先で起こっていた。
…瑛人が他校の女の子と手を繋ぎながら楽しそうに話していた。
ありえない。許せない。そんな言葉が頭に浮かんだ。でも私だって瑛人と同じかも知れない。
でも付き合ってもないし、手を繋ぎもしていない。しかもこの駅は私が通っている学校だって知っているはずなのに。
なぜか悔しいのか、悲しいのか分からないけど涙が出てきた。亮介君が近くにいるのに。
「えっ、どうしたの大丈夫?」
少し焦った声で亮介君はそう言った。
ううん、と言いながら涙を拭いても涙は止まらない。
いつのまにか、亮介君の最寄駅に着いた。
「一旦降りよ。」
そう亮介君は言った。
私は静かに頷き、駅のベンチに座った。
「どうして泣いてるのかは聞かないから、泣きたいならいっぱい泣きな。さすがに泣いてる子をほっとく訳にはいかないじゃん。」
ありがとう、と私は静かに呟いた。優しいなぁ、亮介君は本当に。話したこともなかったけど、優しそうだなあと思っていた。
こんな亮介君なら話して良いかなと思い、瑛人の話をした。
亮介君は頷きながら静かに聞いてくれた。一言も挟まずに。
「もう、私どうしたら良いか分かんないよ。」
「俺はその瑛人君?が完全に悪いと思うよ。確かに好きな人が他にできるのは、人間だれしもそうだと思うし、でもそれならちゃんと佐々木さんに伝えないといけないと思う。」
優しい声でそう言ってくれた。私が落ち着くために、トーンを落として話してくれているんだと思う。
「そうだよね。私、今日の夜電話してみるね。」
「うん、それが良いと思う。頑張って。また何かあったら何でも話聞くし。」
「ありがとう。あ、連絡先交換しようよ。」
「確かに。」
私たちはスマホを取り出し、連絡先を追加した。いつも間にか私はとんでもなく、恋が進んでいた。
「おっけい、じゃあ今日はほんとにありがとう。入山君いなかったら、もう私どうなってたか。」
「いえいえ、俺なんかで良ければいつでも話聞くからね。」
「うん、ありがと。じゃあね。」
バイバイ、と言い合い私たちは解散した。
帰り道、改めて思い返すと恥ずかしい。泣き顔なんか見せちゃって。
でも確実に私の恋は進んでる気がする。
私が好きな亮介君への気持ちは少しずつ良い感じかも知れない。



